爬虫類・両生類オフ会

爬虫類・両生類のオフ会・タートルミーティングの企画・イベント出展

プライベート(ガレージセール)イベント開催のノウハウ

2020年3月から9月頃までは、新型コロナの影響もあり、生体の販売、飼育者同士の情報交換の場が無くなりました。(毎回トウレプ後のオフ会も中止)

そんな中、親しい友人と話していて思いつきで始めたのが、「プライベート(ガレージセール)イベント開催」です。自宅に人を招く、今の時期に?、うーんどうしようと考えましたが、何かしないと何も変わらないし、丁度、動物愛護法の改正で、「動物の販売は自事業所に限る」との変更もあったので、「先ずは、やってみよう」って事で企画や準備を進めました。

まず第一に行ったのは、動物愛護センターへの確認です。動物取扱業を持っている人が集まり取扱業を持っている場所での販売は行ってもいいのか?回答は、「販売はあくまでもその事業所の取扱業を持っている人が行うなら問題ありません」との事。であるなら、私の事業所に生体を持って集まって頂き、訪問して頂いたお客様が購入を決めたら、私が仕入れて販売し、書類は全て私が作成することで対応可能であるとの事。

そんな訳で、2020年6月14日の第一回を開催し、11月1日までで5回を企画し4回の実施をしました。(1回は台風のため中止)

感想は、「楽しかった、やって良かった」初めて会う人がほとんどでしたが、亀好きって事もあり、直ぐに意気投合し、亀談義に夢中になり時間の経過を忘れてしまいました。滞在時間も、当初1時間くらいと思っていましたが、平均すると2~3時間って人が多かったと思います。

昨日(11/22)は、とんぶり市でした。数人のブリーダーから、ガレージセールはどうでしたなんて聞かれたり、8月のJRSでは、幾つかのショップの店長から「面白い事考えたね、しかも愛護センターに確認してやっているのが良いね」なんて評価も頂きました。

私も来年はやってみようかなって考えるブリーダーもいらっしゃるかなと考え、注意点やノウハウを記載させて頂きます。これは私の経験なので、ぜひ、自分のやり方を交えて実施を検討頂ければと考えます。

1.自分の想いをハッキリさせること
何を目的にするか、生体の販売だけなのか、それとも飼育者同士の情報交換(自分と同じ種の飼育者探し)なのか、それとも?

2.自分の事業所を見せる事と人が集まれるかの検討
私の場合は、駐車場のスペースを使って生体の陳列と来場者の対応場所としました。そして出品者を含め最大人数を想定しました。
(一応、住所を出し人が来場するので、万が一の対策:防犯カメラが必要です。私の場合は当日はカメラはOFFしていますが、普段はONです)

3.想いと場所が決まったら、「最初にやるべきこと」
第一種動物取扱業を取得していること。まぁ、当たり前と言えば当たり前ですね。そして自分の住んでいる管轄している愛護センターに確認を取る事。自分だけでなく取扱業を取得している友人も参加して行う事の確認。(自分だけなら何も問題ないです)

4.告知方法の検討と分担
SNSやブログにて日程や参加ブリーダー、出品生体の紹介を行う方法を検討し実施します。だいたい一月前ぐらいから案内を始めるのが良いと思います。二か月までの良いかな。(参加ブリーダーがそれぞれ行うのが良いと思いますね。)メインになるブログを決めておくと便利です。SNSからリンクさせれば、文字制限等なしで詳細な情報を記載できます。
※この時に開催場所の詳細は不要だと思います、だいたいの場所が分かる範囲、最寄り駅名と駅から徒歩何分ぐらいかな)

5.参加申込時の情報の取り扱い
来場者には、氏名、連絡先電話番号、住所、好きな種、購入検討種、参加希望時間なんどを申込時に記入しメールを頂くようにします。メールにしているのは、SNSのコメントだと見落とし可能性があるので一元管理のためにメールがお勧めです。そして自分の住所等事業所にくるための情報を案内します。
(稀に住所を記載したくないって方がいますが、こちらが住所を出しているのでお願いしますと言えばご理解いただけます)
※個人情報の取り扱いに関する一言は入れておきましょう!

6.時間帯別別の申込者一覧表の作成
申込が始まりましたら、時間帯別の一覧表を作成しましょう。記憶に頼ると間違いが起こります、記録することで間違いを減らせます。また、どの時間帯が参加者が多く、どの時間帯が少ないかもわかります。
※告知後に申込が来ます。以外に少ないなって思っても、認知して検討している人が多いです。一番多いのは開催日から1週間前の間です。

7.情報の告知
開催の案内をしただけでは、参加者への興味はあまりないかもしれません。いろいろな情報を告知することで、少しづつ参加を検討し、「暇だったら行こうか」から「これは絶対行く」に代わります。開催概要から詳細、生体の紹介って感じが良いと思います。
※この種のこれがいるなら絶対に行きたいってありますよね。

8.天候等での決断
主催者には、決断する責任があります。台風やコロナの感染拡大など考慮すべきことは多いです。全ての参加者の事を総合的に考え早い決断が必要です。(遠方から来る予定の人もいます)仮に当日に、「できたかな」って思うことありますが、決断ができるのは主催者です。

9.参加ブリーダーとの約束
小さなものですが、一緒にイベントを行うって気持ち持ってもらうこと。そして会場提供者へのお礼は決めておくと良いと思います。うちの場合は、参加費は取りませんでしたが、逆に気を使わせてしまったようです。少額で良いので費用を決めておくとお互いに気が楽だと思います。

10.近隣への簡単な挨拶
「爬虫類を販売するイベントやります」なんて事まで言わなくても良いですが、いつに人が集まり騒がしくなります程度の挨拶をしておくことをお勧めします。

◇今年実施して気が付いたことをまとめてみました。一番大事なのは、「やってみよう」って気持ちだと思います。いままでトラブルはありません。好きな亀を挟んでいろいろ話ができ、気に入った生体をブリーダー直販価格で購入し連れて帰れる、良いことづくめかもしれません。(飼育レベルの向上は飼育者同士の会話からだと思っています。)また、コロナ禍の実施できるひとつのイベントの形だと思います。不特定多数の人との接触はしない方法だと思いますね。

ぜひ、やってみようと思う方は、2021年に挑戦してみてください。不明点やアドバイスが欲しい場合は、tohira_1017@yahoo.co.jp までメール頂ければ相談受け付けます。