◇ブリーダーズサークル ニュース3号◇
目 次
1.終生飼育と亀の寿命
「終生飼育」、このタイトルで何か書くのは、気が重いところがあります。SNSでも時々、熱く語る方々がいますしね。今回は「亀の寿命」と合わせて考えてみます。
亀の寿命ってなかなかはっきりと何年って書いてないですよね。販売証明書にも平均寿命って書きますけど、20年って記載しています。この部分はあまり気にされている人も少ないようです。
犬・猫の寿命は10年~20年ぐらいと言われていますが、亀は種によってかなり異なるようです。「ようです」って書いているのは、なかなか寿命を図り知れないからだと思います。クサガメやニホンイシガメ、アカミミガメは身近に居ますが、寿命まで飼育を続ける事って難しい(または実例が少ない)ようです。ある種の水棲亀は50年生きた記録があります。亀に興味を持ち好きなり飼育を続けていても、何かしらの理由で手放してしまい、寿命を図ることができないってのが本当のところかと思います。(飼育途中の事故で寿命を全うできない場合もありますしね)
人間が爬虫類をペットとして飼うようになって、まだ100年?ぐらいですかね。もっと昔から共存はしていたかもしれませんが、ペットって感覚で爬虫類を飼育をするようになってからの歴史ってそんなに長くないと思います。
亀の寿命は意外に長いと思います。水棲亀だと20年~50年ぐらい?リクガメだと20年~180年ぐらい?これを寿命と考えたら、亀をべビーから飼ったら終生飼育ってできるのだろうか?
決して、終生飼育って考え方を否定する気はありません。が、その生き物の寿命を考えたら、絶対に終生飼育はできないって事(人間の方が寿命が短い場合も)になりますね。「生き物を迎える時の自分の年齢」+「その生き物の年齢」まで生き続ける事って絶対できますか?
私が考える「終生飼育」は、その生き物の「終生」に責任を持つって事。全てを自分でできないなら、信頼できる人に委ねる事ができるようにしておくって事じゃないかと思います。
「終生飼育できないなら生き物を飼ってはいけない」って考え方は正しいと思います。でも、終生飼育ってどんな事なのか考えることも必要だと思います。
生き物を飼育するっていうのは、ある意味の人間のエゴです。だからこそ、その命の責任を考える事は必要だと思います。自分に何かあったときに委ねられる友人を作っておくことも「終生飼育」の一部なのではないかと思います。
ガラパゴスゾウガメ 生存期間 :1830年頃 - 2006年6月23日没 175歳
■出典:ギネス記録 「生きている動物最高齢」より
◇「ブリーダーズサークル」=「ガレージセール」に出品参加してくれているブリーダーをこのように呼ぶ事にします。このメンバーは固定的なものでなく、都度変わる事をご理解ください。
◇「ガレージセール」、「イベントの出店案内」だけでは面白くないかなと思って、もう少しだけ情報発信できるよう、不定期ですが「ブリーダーズサークル ニュース」をお届けします。
◇ガレージセールに自分も出展者として参加したいなぁ・・
実は、この問合せ意外に多いんですよ。理由は、
①亀好きな方々の集まる場所だから
②販売もするけど、相手とよく話して販売できるので、
「売った」ってより、これからの育成を「託した」って感じが良い
③大きなイベントは面倒だけど、ここなら気軽に参加できるかな
まぁ、理由は人によって様々だと思いますが、出店者として参加したいなって考えているなら気軽の相談ください。メール:tohira_1017@yahoo.co.jp までお願いします。