爬虫類・両生類オフ会

爬虫類・両生類のオフ会・タートルミーティングの企画・イベント出展

亀の買取・引取 例:ピンクヘッドオルナータメス

過去に「亀の買取・引取」のご相談はいつでも受付けますって掲示をさせて頂きました。第一弾は「コシヒロカエルガメ」でしたが、第二弾は、「ヤングオルナータピンクヘッドメス2頭」です。

今回は、少々難しい内容でした。昔からお付き合いのあるO氏からの相談、一人娘の成長に伴い部屋が欲しいと。亀の飼育部屋を娘さんの部屋にするために、規模を縮小することを決断。しかし、売ってしまえば自分が拘って選んだ個体達は、戻すことはできない。そこで相談がきました。

「なんとか所有権を残して、信頼できる人に委ねる事はできないか」
「また、難しい事を言われますね」
「いや、娘が成長して出ていけば、また復帰したいですよ」
「わかりました、一種のブリーディングローンとして考えますね」
「信頼できる心当たりの人います?」
「大丈夫です、何人かいます」
「決まったら教えてください」

なんて会話をしたのが、1月の中頃かな。で、心当たりの方に相談してみました。
「Mさん、ちょっと相談があるのですが」
「はい、どのような事ですか?」
「オルナータのピンクヘッドのヤングメスって欲しくない?」
「今、オス2、メス1なんで欲しいですが、高いですよね」
「お金じゃなくて、飼育して欲しいのだけど?」
「え?、どういうことですか?」
「友人が事情があって手放したいが、時期が来たら戻したい」
「その間に万が一繁殖できたら?」
「産卵・孵化したら、権利はその方と半分半分」
「万が一、死なせてしまったら」
「それは、責任なし」
「わかりました、Tさんの依頼ならOKです」
「あ、言い忘れたけど、戻した後に産卵・孵化した場合は2頭ほど貰える」
「良い条件ですね」

内容は少し省いてますが、はい、これにて、O氏とM氏夫妻とのブリーディングローンの内容の決定です。

本日(3/6)に、M氏夫妻とO氏を会わせて(過去に会ってはいます)、条件の確認と双方の合意を頂き、無事に生体を受け渡しました。

このような条件を決めるうえでは、第三者の役割って意外に重要ではないかと思います。何かトラブルがあれば、当事者同士だと最初の約束内容が忘れられ、感情論なる場合があります。双方を知っている、そして内容を証言できる人がいれば安心感があります。

O氏のピンクヘッドオルナータメス、M氏夫妻のピンクヘッドオルナータオスから、数年後には、ピンクヘッドオルナータが作出される事を願っています。

今回は、販売(所有権を移さない)しないブリーディングローンの例です。信頼できる人でなければできない内容だと思いますが、更に第三者が入ることで、万が一当事者同士で揉めた時にも安心できるのかなって考えてます。

こんな事に対応できるのも、オフ会、イベント参加、ガレージミーティングを続けてきたおかげで、友人が増えたからだと思ってます。